ラジオ体操の効果|シニア・60代の健康維持に役立つ毎日の習慣

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まちFit
スタジオ運営責任者

東京・神奈川でシニア向け健康スタジオ「まちFit」を運営。
60〜80代の会員様と日々向き合う中で得た現場知識をもとに、無理なく続けられる健康習慣を発信しています。

「ラジオ体操の効果って、実際のところどのくらいあるの?」——そんな疑問を持つシニアの方は少なくありません。ラジオ体操の効果は、毎日の体力維持や転倒予防、そしてフレイル予防を支える身近な運動として、あらためて注目されています。60代・70代になっても自宅で無理なく取り組め、特別な道具もいりません。この記事では、シニアの方や離れて暮らすご家族に向けて、ラジオ体操がもたらすと考えられる体への働きを、公的機関の情報をもとにやさしく整理します。第一・第二の違いや続けるコツ、健康寿命を延ばす習慣づくりのヒントまでまとめました。

目次

ラジオ体操の効果とは?シニアの体にうれしい理由

ラジオ体操の効果は、ラジオ体操第一・第二を通して全身の筋肉や関節をバランスよく動かせる点にあります。シニアの方にとっては、体力維持や転倒予防、フレイル予防といった目的にかなった、続けやすい運動といえます。まずは、その全体像から見ていきましょう。

6分で全身をバランスよく動かせる

ラジオ体操第一は13種類、第二は11種類の動きで構成され、合わせても1回あたり6分ほどで終わります。NHKや全国ラジオ体操連盟によると、ラジオ体操は1928年(昭和3年)に「国民保健体操」として始まり、90年以上にわたって親しまれてきた体操です。短い時間でありながら、腕を回す・体をひねる・脚を曲げ伸ばしするといった動作が組み込まれており、日常生活ではあまり使わない筋肉や関節までまんべんなく動かせるように設計されています。

運動を始めるきっかけに最適

厚生労働省は、成人が健康を保つために「歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分(約8,000歩)」行うことを一つの目安として示しています(健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023)。ラジオ体操だけでこの目安をすべて満たせるわけではありませんが、まったく運動をしていなかった方が体を動かすきっかけとしては、たいへん取り組みやすい選択肢です。体を動かす習慣が体力維持につながることは、一般的によく知られています。

生活リズムと達成感が続ける力に

また、決まった時間に取り組むことで生活リズムが整いやすく、「毎朝続けられた」という達成感が意欲の支えにもなります。運動が長続きしない理由の多くは「難しさ」や「準備の手間」にありますが、ラジオ体操はそのどちらも小さいため、シニアの運動習慣づくりの第一歩として選ばれています。

シニアがラジオ体操を続けて期待できる5つの効果

ここでは、シニアの方がラジオ体操を続けることで期待できる働きを、体力維持・転倒予防・血流・気分・生活リズムという5つの視点から整理します。いずれもすべての方に同じように現れるものではありませんが、継続によって少しずつ実感しやすい変化とされています。

1. 筋力と体力の維持につながる

加齢とともに筋肉量が減っていくことは、サルコペニア(加齢による筋肉量・筋力の低下)として知られています。日本サルコペニア・フレイル学会などによると、筋肉は何歳からでも適切に動かすことで維持・向上が期待できるとされています。ラジオ体操はスクワットに近い脚の曲げ伸ばしや、かかとの上げ下げなどを含み、下半身を中心とした体力維持に役立ちます。足腰の衰えが気になる方は、あわせて自宅でできる簡単な運動も取り入れるとよいでしょう。

2. バランス感覚を保ち転倒予防につながる

転倒予防には、脚の筋力とバランス感覚の両方を保つことが大切とされています。ラジオ体操には片脚を上げる動きや体をひねる動きが含まれ、姿勢を保つ力を無理なく使えます。厚生労働省の人口動態統計でも、高齢期のけがの一因として転倒・転落が挙げられており、日ごろから体を動かしてバランス感覚を保つことは、転倒予防の観点から意義があると考えられます。

3. 血流を促し、体が軽く感じられる

全身を動かすことで血流が促され、体が温まって「動き出しが軽くなった」と感じる方もいます。朝のこわばりが気になる方にとって、起床後にゆっくり体を動かすことは、一日を心地よく始めるうえで役立ちます。ただし、痛みがあるときは無理をせず、できる範囲で行うことが大切です。

4. 気分がすっきりし、前向きになりやすい

体を動かすと気分がすっきりすることは、多くの方が経験的に感じているところです。スポーツ庁の調査でも、運動・スポーツを習慣にしている人は「健康・体力に自信がある」と回答する割合が高い傾向が報告されています。毎朝のラジオ体操が、心の張り合いや前向きな気持ちにつながることも期待できます。

5. 生活リズムが整い、健康習慣が続きやすい

決まった時間に体操をすることで、起床・食事・睡眠のリズムが整いやすくなります。生活リズムの安定は、フレイル予防や介護予防の土台となる大切な要素です。小さな習慣を積み重ねることが、結果的に健康寿命を延ばすことにつながると考えられています。

ラジオ体操第一・第二の違いと運動量の目安

ラジオ体操には「第一」と「第二」があり、それぞれねらいが異なります。シニアの方が体力維持を目的に取り組むなら、まずは第一から始めるのがおすすめです。ここでは2つの違いと、無理のない運動量の目安を整理します。

ラジオ体操第一は、老若男女だれもが行えるように、体をほぐし血行を促すことを主なねらいとしています。一方の第二は、体をきたえ筋力を高めることを意識した、やや動きの大きい構成です。全国ラジオ体操連盟の解説によると、第一は一般向け、第二は職場などで働く人向けに考案された経緯があるとされています。

運動量の目安として、ラジオ体操第一の消費エネルギーはおよそ1回20〜25キロカロリー程度と紹介されることが多く、けっして激しい運動ではありません。だからこそ毎日続けやすく、体力に自信がない方でも取り入れやすいのが特長です。物足りなさを感じてきたら、第一に第二を加える、あるいはウォーキングを組み合わせるなど、少しずつ運動量を増やしていくとよいでしょう。

  • ラジオ体操第一:体をほぐし血行を促す。13種類の動きで初心者やシニア向き
  • ラジオ体操第二:筋力を高める動きが中心。11種類で、体力がついてきた方向き
  • 組み合わせの例:朝は第一、夕方は散歩など、無理のない範囲で

シニアが無理なく続けるためのポイントと注意点

ラジオ体操の効果を実感するには、正しく・無理なく続けることが何より大切です。ここでは、シニアの方が安全に取り組むためのポイントと、気をつけたい注意点をまとめます。持病のある方は、事前にかかりつけの医師に相談してから始めると安心です。

痛みや違和感があるときは無理をしない

関節や腰、膝に痛みがあるときは、動きを小さくする、あるいはその動作を休むなど、体の声を聞きながら行いましょう。痛みを我慢して続けると、かえって不調の原因になることがあります。膝や腰の不安がある方は、椅子に座ったままできる動きから始めるのも一つの方法です。

水分補給と準備運動を忘れずに

体操の前後には、こまめな水分補給を心がけましょう。特に夏場や起床直後は体の水分が不足しやすいため、コップ一杯の水を飲んでから始めると安心です。急に大きく動くのではなく、まずは肩を回したり足首をほぐしたりと、軽い準備から入るとけがの予防につながります。

「ながら」より「集中」で、正しい姿勢を意識する

テレビを見ながら何となく手足を動かすより、一つひとつの動きを意識して行うほうが、体力維持の観点でも役立つとされています。背すじを伸ばし、腕はしっかり伸ばす、脚は無理のない範囲で曲げるなど、正しい姿勢を意識してみましょう。とはいえ完璧を目指す必要はありません。まずは「毎日続けること」を最優先に考えてください。

自宅でラジオ体操を習慣にする工夫

せっかく始めても、続かなければもったいないものです。ここでは、ラジオ体操を自宅の生活に無理なく根づかせるための工夫を紹介します。ちょっとした仕掛けで、毎日の運動習慣はぐっと続けやすくなります。

時間と場所を決める

まずおすすめなのが、「時間と場所を決める」ことです。NHKのラジオ体操はテレビ・ラジオで放送時間が決まっているほか、動画配信でもいつでも取り組めます。毎朝6時30分の放送に合わせる、あるいは朝食前のリビングで、といったように生活の中に組み込むと、意識しなくても自然と続けられるようになります。

記録をつけて達成感を積み重ねる

次に、「記録をつける」ことも効果的です。カレンダーに丸をつけるだけでも、続けられた達成感が積み重なり、意欲の支えになります。ご家族と一緒に取り組んだり、離れて暮らすお子様世代が電話で「今日もやった?」と声をかけたりするのも、継続の後押しになります。一人ではくじけそうなときも、仲間がいれば続けやすくなるものです。

教室や仲間の力を借りる

それでも一人だと張り合いが出ない、正しい動きを教わりたい、という方は、地域の運動教室やフィットネススタジオを活用するのも一つの方法です。同世代の仲間と体を動かすことは、運動習慣だけでなく人とのつながりを保つうえでも役立ち、フレイル予防・介護予防の観点からもすすめられています。ロコモティブシンドローム(運動器の衰えで移動機能が低下した状態)が気になる方は、専門的な視点でのサポートを受けられる環境を選ぶと安心です。

よくある質問

ラジオ体操は毎日やったほうがよいですか?

体調に問題がなければ、毎日続けることがおすすめです。ラジオ体操は運動量が穏やかで体への負担が少ないため、日課として取り入れやすい体操です。ただし、痛みや強い疲れがあるときは無理をせず、休むことも大切です。

シニアはラジオ体操第一と第二のどちらから始めるとよいですか?

まずは動きがやさしいラジオ体操第一から始めるとよいでしょう。慣れて物足りなさを感じてきたら、第二を加えたり回数を増やしたりと、少しずつ運動量を調整してみてください。

膝や腰が痛くてもラジオ体操はできますか?

痛みがあるときは、その動きを小さくする、椅子に座って行う、痛む動作は休むなど、無理のない範囲で取り組みましょう。持病や強い痛みがある場合は、始める前にかかりつけの医師に相談すると安心です。

ラジオ体操だけで運動は十分ですか?

ラジオ体操は運動のきっかけとして役立ちますが、これだけで一日に必要な身体活動をすべてまかなえるわけではありません。ウォーキングや軽い筋力運動を組み合わせることで、体力維持により役立つと考えられています。

いつの時間帯に行うのが効果的ですか?

決まった時間に続けやすい時間帯であれば、朝でも日中でもかまいません。多くの方は生活リズムを整えやすい朝に行っていますが、起床直後は体が硬いため、軽くほぐしてから始めると安心です。

何歳からでも始められますか?

ラジオ体操は年齢を問わず取り組める体操で、60代・70代・80代の方でも自分の体力に合わせて行えます。動きの大きさや回数を調整すれば、運動が久しぶりの方でも無理なく始められます。

参考にした主なデータ・指針

まとめ|ラジオ体操を毎日の習慣にして健やかな体づくりを

ラジオ体操の効果は、短い時間で全身をバランスよく動かせることにあり、シニアの体力維持・転倒予防・フレイル予防を支える身近な運動です。特別な道具もいらず、60代・70代からでも自宅で無理なく始められます。まずは第一から、そして「毎日続けること」を目標に、健康寿命を延ばす習慣づくりの一歩を踏み出してみましょう。

今日から始めるラジオ体操の習慣:

  • まずはラジオ体操第一を、毎日決まった時間に行う
  • 痛みや違和感があるときは無理をせず、できる範囲で動かす
  • 体操の前後にこまめな水分補給を心がける
  • カレンダーに記録をつけ、続けられた達成感を積み重ねる
  • 物足りなくなったら第二やウォーキングを組み合わせる

一人での運動に不安があるなら、まちFitへ

「一人だと続かない」「正しい動きを教わりたい」「同世代の仲間と体を動かしたい」——そんな方には、シニア向け健康スタジオまちFitがおすすめです。まちFitは、運動が久しぶりの方でも安心して通える、体力づくりと交流の場です。ラジオ体操のような基本の動きから、無理のないプログラムで体力維持や転倒予防、フレイル予防をやさしくサポートします。

  • 運動が久しぶりのシニアの方も安心のやさしいプログラム
  • 体力維持・転倒予防・フレイル予防を意識した内容
  • 同世代の仲間と楽しく続けられ、通うこと自体が張り合いに
  • 自宅での運動のコツやラジオ体操の取り入れ方も相談できる
  • まちなかの通いやすい場所で、健やかな毎日を応援
まちFit池上スタジオでシニアが体を動かす様子

体を動かす習慣は、いくつになっても始められます。無理なく、楽しく、そして安心して続けられる環境を選ぶことが、健康寿命を延ばす近道です。

まずは見学や体験から始めてみませんか?

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【編集体制】本記事はまちFitスタジオ運営者監修のもと、まちFit編集部が公的機関の情報をもとに作成しています。内容は公開時点の情報に基づいており、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

【免責事項】本記事は健康づくりに関する一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療などの医療行為に代わるものではありません。持病のある方や体に不安のある方は、運動を始める前にかかりつけの医師にご相談ください。体調に異変を感じた場合はただちに中止してください。

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