難聴の原因と対策|60代・高齢者に多い聞こえにくさと受診の目安

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まちFit
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年齢を重ねると、テレビの音量が大きいと家族に言われたり、会話の聞き間違いが増えたりと、聞こえにくさを感じる場面が出てくることがあります。60代・高齢者に多い難聴の多くは、加齢にともなう「加齢性難聴(感音難聴)」で、その原因や進み方には共通した特徴があります。この記事では、まちFit編集部監修のもと、シニアの難聴の原因、受診の目安、聴力検査や補聴器との付き合い方、日常でできる予防と対策を、ご本人とご家族に向けてやさしく整理します。「年のせいだから」とあきらめず、聞こえの変化に早めに気づくことが、これからの生活を豊かに保つ第一歩になります。
難聴とは?聞こえのしくみと難聴の種類
そもそも「難聴」とは、音が聞こえにくくなったり、聞こえても言葉として聞き取りにくくなったりする状態のことです。ひとくちに難聴といっても、耳のどこに原因があるかによって種類が分かれます。まずは音が伝わるしくみと、難聴のおおまかな分類を知っておくと、ご自分やご家族の聞こえの変化を理解しやすくなります。
音が伝わるしくみ
耳は、音を集めて鼓膜まで伝える「外耳」、音を増幅する「中耳」、音の振動を電気信号に変換する「内耳」の三つの部分から成り立っています。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会によると、耳介が空気の振動を集め、鼓膜が空気の振動をキャッチし、耳小骨が振動を増幅します。そして蝸牛の中のリンパ液が振動し、リンパ液の振動により「有毛細胞」が刺激を受けて、その刺激を電気信号に変えます。電気信号は、蝸牛の中の神経細胞から蝸牛神経を通って脳に伝わり、私たちは音を「聞いている」と感じます。この一連の流れのどこかがうまくはたらかなくなると、聞こえにくさが生じます。
伝音難聴・感音難聴・混合性難聴
難聴は、この経路のどこに原因があるかによって分けられます。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、外耳・中耳に原因のある「伝音難聴」、内耳・蝸牛神経・脳に原因のある「感音難聴」、そしてその二つが合併した「混合性難聴」の三つを挙げています。加齢にともなって少しずつ進む加齢性難聴は、このうち感音難聴にあたります。一方の伝音難聴は、外耳道炎や急性中耳炎などでは一時的な症状である場合も多く薬物投与などで改善することが多いとされ、滲出性中耳炎、鼓膜穿孔(慢性中耳炎)や耳硬化症などでは手術で改善することもあります。どちらのタイプかを見分けるためにも、気になるときは耳鼻咽喉科での聴力検査が役立ちます。
60代・高齢者に難聴が増える主な原因
60代・高齢者に難聴が増える背景には、加齢による耳の変化だけでなく、これまでの生活習慣や持病など、さまざまな要因が重なっています。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会によると「65-74歳では3人に1人、75歳以上では約半数が難聴に悩んでいるといわれています」とされ、年齢を重ねるほど身近なものになっていきます。国立長寿医療研究センターが行っている老化に関する長期縦断疫学研究(NILS-LSA)でも、軽度難聴以上の難聴がある人の割合は65歳以上で急増し、70歳代前半では男性の約5割・女性の約4割、70歳代後半では男女とも約7割、80歳代では男性の約8割・女性の約7割にみられると報告されています。ここでは加齢性難聴の主な原因を、内耳の変化・生活習慣・耳垢や病気の三つの観点に分けて見ていきます。原因を知ることは、日常でできる予防や対策を考えるうえでの手がかりになります。
加齢による有毛細胞の変化(加齢性難聴)
加齢以外に特別な原因がないものを「加齢性難聴」と呼びます。その中心的な原因は、内耳の変化です。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会によると、加齢性難聴の主な原因は、加齢によって、蝸牛の中にある有毛細胞がダメージを受け、その数が減少したり、聴毛が抜け落ちたりすることです。有毛細胞は、音を感知したり、増幅したりする役割がありますので、障害を受けると、音の情報をうまく脳に送ることができないとされています。同学会は、内耳の問題以外にも、内耳から脳へと音を伝える神経経路に障害が起きたり、脳の認知能力が低下することも影響している可能性があり、さまざまな原因が複数組み合わされて発生すると考えられるとしています。国立長寿医療研究センターによると、音を聞き取る感覚器としての耳に、加齢に伴う組織の変化が始まり、聴力が低下し始めるのは30歳代からといわれ、日々の暮らしの中では気づきにくいまま進んでいきます。
騒音・生活習慣・持病などの要因
加齢性難聴(老人性難聴)は、加齢だけが原因ではありません。健康長寿ネット(長寿科学振興財団)によると、老人性難聴の原因は遺伝や騒音暴露、生活様式(栄養、喫煙、運動ほか)、持っている疾患などの原因が複雑に絡まっていると考えられます。長年にわたる大きな音への暴露や、栄養・喫煙・運動といった日々の生活様式、持病などが重なって、内耳の状態に影響することがあるということです。また同ネットによると、感音難聴は薬が原因の場合もあり、代表的なものはストレプトマイシンという抗生剤ですが、その他にアスピリンなどの痛みどめ、フロセミドという利尿剤などでもみられます。裏を返せば、生活習慣を整えることは、聞こえの変化をゆるやかにするための取り組みにつながります。
日々の生活様式のうち、運動を無理なく習慣にしていくコツについては、次の記事にまとめています。

耳垢や中耳の病気による伝音難聴
聞こえにくさの原因が、加齢性難聴とは限らないこともあります。健康長寿ネットによると、伝音難聴の原因としては鼓膜に穴が開く(慢性穿孔性中耳炎)、中耳に液体が溜まる(滲出性中耳炎)などがあり、高齢者では耳から鼻に溜まった液体を出す耳管の開け閉めの機能が低下して滲出性中耳炎になりやすいと考えられています。その他に、耳垢が耳を塞ぐ「耳垢塞栓(じこうそくせん)」も高齢者の1割にみられるとされています。これらは加齢性難聴とは原因が異なり、耳鼻咽喉科での対応によって聞こえ方が変わることもあります。急に片方だけ聞こえにくくなった、耳がつまった感じや痛みがある、めまいをともなうといった場合は、自己判断せず早めに受診することが大切です。
めまいやふらつきが気になるときの原因と対策については、次の記事にまとめています。

加齢性難聴の特徴と、放置しないほうがよい理由
加齢性難聴には、気づきにくいいくつかの特徴があります。そして「聞こえにくいだけ」と軽く考えて放っておくと、会話や外出のおっくうさから、暮らし全体に影響がおよぶことがあります。特徴と、早めに向き合ったほうがよい理由を見ていきましょう。
高い音から聞こえにくくなる
健康長寿ネットによると、老人性難聴は、一般的に両側の耳に同じように起こり、高い音のほうがより聞き取りにくくなることが特徴で、特に「さ行」「は行」「か行」などの聞き違えが多くなります。会話の大きさ自体は聞こえていても、言葉の細かい部分がぼやけて聞き取りにくくなるため、「聞こえてはいるのに、内容がはっきりしない」と感じることが少なくありません。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会も、加齢による聴力の低下は一般的に高音域から始まり、40歳代のうちはあまり自覚することはないものの、確実に高音域の聴力レベルは下がってくるとしています。国立長寿医療研究センターによると、加齢性難聴は数年以上かけてゆっくりと進行するため、自分では気づかずに、家族や友人に指摘されてようやく気づく、ということもよくあります。
社会的孤立・フレイル予防・認知機能との関わり
聞こえにくさをそのままにしておくと、会話がおっくうになり、人との集まりや外出を避けるようになることがあります。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、難聴の影響として、必要な音が聞こえず社会生活に影響を及ぼすこと、危険を察知する能力が低下すること、家族や友人とのコミュニケーションがうまくいかなくなること、自信がなくなること、社会的に孤立してうつ状態に陥ることもあることを挙げています。こうした状態が続くと、心身の活力が低下するフレイルにつながることが心配されるため、フレイル予防の観点からも聞こえのケアは大切です。
フレイルとはどのような状態か、運動・食事・社会参加の面から防ぐ方法については、次の記事にまとめています。

さらに同学会は、難聴になると認知症発症のリスクが大きくなること、加齢性難聴などは現在治療は困難でも、補聴器で聞こえを補うことで認知症予防や生活の質の改善につながることを紹介しています。聞こえを整えることは、人とのつながりを保ち、自立した生活を長く続けるための土台になります。
認知症予防のために60代から日常でできる運動・食事・脳活の習慣については、次の記事にまとめています。

受診の目安と聴力検査・補聴器
「どのくらい聞こえにくくなったら病院へ行けばよいのか」は、多くの方が迷うところです。ここでは耳鼻咽喉科を受診する目安と、聴力検査・補聴器の基本的な考え方を整理します。早めに相談することで、原因に応じた対応や、聞こえを補う工夫につなげやすくなります。
こんなときは耳鼻咽喉科へ
国立長寿医療研究センターは、とくに60歳代後半からは難聴を生じる可能性が高まるため、日常生活の会話で聞きづらさや聞き間違いがないかどうか、振り返っていただき、症状があるようであれば、一度きこえの検査(聴力検査)をおすすめします、としています。同センターによると、難聴のなかった60歳代前半の方が10年後に難聴を発症する割合は約3割、70歳代前半の方が10年後に難聴を発症する割合は約6割であり、もともときこえが良くても、10年経過すると難聴を生じる可能性は十分あります。「テレビの音量が以前より大きくなった」「聞き返しが増えた」「電話の声が聞き取りにくい」といった変化は、受診を考える一つの目安です。
また同センターは、年齢にかかわらず、急に出てきた難聴には要注意であるとし、急に始まった難聴については早めに耳鼻咽喉科を受診するようすすめています。急に聞こえが悪くなった場合や、片耳だけの難聴、耳鳴りやめまいをともなう場合は、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診してください。
同じように加齢とともに気になりやすい手の震えの原因と受診の目安については、次の記事にまとめています。

聴力検査と補聴器について
耳鼻咽喉科では、どの高さの音がどのくらい聞こえているかを調べる聴力検査を受けられます。健康長寿ネットによると、聴力検査はヘッドホンを耳に当て、高さの違う音を流して聞こえているかをみる検査です。その他に耳の後ろの骨に直接音の振動を当てて内耳に伝え、音が聞こえるかどうかをみる骨導検査もあり、通常の聴力検査に異常があるのに骨導検査に異常がなければ、内耳から脳には異常がないということになり、伝音難聴とわかります。検査によって難聴のタイプや程度がわかると、その人に合った対応を相談しやすくなります。
加齢性難聴の場合、一度低下した聞こえそのものを元に戻すことは難しいとされていますが、補聴器は、届きにくくなった音を補い、会話を聞き取りやすくするための道具です。健康長寿ネットによると、補聴器は難聴によって生じるコミュニケーションの障害を補う医療機器なので、補聴器の適応は、難聴の程度だけでなく、日常生活に不自由を感じているかで考えます。また、一人一人の耳の状態に合わせて調節するものですから、使用する本人が不在で購入したり、他人の使っていた補聴器を再調整せずに使った場合には満足のいく効果は得られないとされています。
補聴器は、購入したその日から思いどおりに聞こえるようになる道具ではありません。国立長寿医療研究センターによると、補聴器をうまく使いこなすには練習が要り、一つの目安として、自分の聴力に合わせて適切に利得(補聴器の周波数ごとのボリュームのようなもの)を調整された補聴器を、1日7~10時間以上、3ヶ月間、装着し続けることで、補聴器を十分使いこなせるようになるといわれています。聞き返しや聞き間違いが増え、生活に支障を感じ始めたら、まず聴力検査を受けたうえで相談してみましょう。
今日からできる耳のケアと聞こえの工夫
加齢による聞こえの変化を完全に止めることは難しいものの、耳をいたわる生活習慣と、聞こえを補うちょっとした工夫で、毎日のコミュニケーションはぐんと楽になります。ご本人だけでなく、ご家族が知っておくと役立つ点もあわせて紹介します。
耳を守る生活習慣
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、加齢に伴う難聴は老化現象の一種なので誰にでも起こりうることとしたうえで、進行を遅らせる、加齢以外の原因を避けるという意味での予防は十分に可能だとしています。同学会が挙げているのは、大音量でテレビを見たり音楽を聴いたりしない、騒音など大きな音が常時出ている場所を避ける、騒音下で仕事をしている方は耳栓をする、静かな場所で耳を休ませる時間を作るといった「耳にやさしい生活」と、生活習慣病の管理・栄養バランスがとれた食事・適度な運動・規則正しい睡眠・禁煙といった生活習慣の見直しです。健康長寿ネットも、難聴を悪化させる要因を避け、騒音の激しい場所で過ごさなければならないときは防音保護具を用いることをすすめています。次のような習慣を意識してみましょう。
- 大音量でテレビを見たり、音楽を聴いたりしない
- 大きな音が常時出ている場所を避け、避けられないときは耳栓や防音保護具で耳を守る
- 静かな場所で耳を休ませる時間を作る
- 生活習慣病の管理と、栄養バランスがとれた食事・適度な運動を心がける
- 規則正しい睡眠をとり、禁煙に取り組む
- 早期発見・早期治療のために、定期的に耳鼻咽喉科で聞こえの検査を受ける
なお耳掃除について、健康長寿ネットは、乾いた耳垢の人には原則必要ないとしています。外耳道が固くなる80歳以上の高齢者や外耳炎を繰り返している人は2週間に1回程度、耳の入り口1cm位を耳かきで優しく掃除します。湿った耳垢の人は綿棒を使って、数日に1回程度、やはり入り口だけを掃除しましょう。
規則正しい睡眠を取り戻すための夜の習慣については、次の記事にまとめています。

聞こえをおぎなうコミュニケーションの工夫
聞こえにくさは、まわりの人のちょっとした配慮でも大きく変わります。正面から顔を見て、ふつうの大きさの声ではっきり・ゆっくり話す、静かな環境で話す、大事なことは紙に書いて伝えるといった工夫が役立ちます。ご本人も「聞こえにくい」と伝えることをためらわず、聞き取れなかったときは遠慮なく聞き返してよいという雰囲気づくりが、会話への意欲や社会参加を保つうえで大切です。聞こえを補いながら人と関わり続けることは、介護予防や自立した生活にもつながっていきます。
外出や人との交流が減るとどのような変化が現れるかについては、次の記事にまとめています。

よくある質問
- 加齢性難聴は元に戻りますか?
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一度低下した聞こえそのものを元に戻すことは難しいとされています。ただし、補聴器などで聞こえを補ったり、耳をいたわる生活習慣で進み方をゆるやかにしたりする工夫はできます。気になる場合は耳鼻咽喉科でご相談ください。
- 何歳ごろから聞こえに気をつければよいですか?
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国立長寿医療研究センターによると、聴力が低下し始めるのは30歳代からといわれ、軽度難聴以上の難聴がある人の割合は65歳以上で急増します。とくに60歳代後半から難聴を生じる可能性が高まるとされているため、日常会話で聞き間違いが増えたと感じたら、早めに聴力検査を受けると安心です。
- どんな音から聞こえにくくなりますか?
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一般的に高い音から聞き取りにくくなります。健康長寿ネットによると「さ行」「は行」「か行」などの聞き違えが多くなるのが特徴で、会話は聞こえていても言葉の内容がはっきりしないと感じやすくなります。
- 病院は何科を受診すればよいですか?
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耳鼻咽喉科です。聴力検査で、どの高さの音がどのくらい聞こえているかを確認できます。耳垢が耳を塞ぐ耳垢塞栓など、原因によっては対応で聞こえ方が変わることもあるため、自己判断せず一度相談してみましょう。
- 難聴を放っておくとどうなりますか?
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会話がおっくうになって外出や人との交流が減ると、社会的孤立やフレイルにつながることが心配されます。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、難聴になると認知症発症のリスクが大きくなるとしているため、早めのケアが大切です。
- 補聴器はいつから考えればよいですか?
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健康長寿ネットによると、補聴器の適応は、難聴の程度だけでなく、日常生活に不自由を感じているかで考えます。聞き返しや聞き間違いが増え、生活に支障を感じ始めたら、まず耳鼻咽喉科で聴力検査を受け、専門家に調整してもらいながら少しずつ慣らしていきましょう。
参考にした主なデータ・指針
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「難聴について」(聞こえのしくみ、難聴が伝音難聴・感音難聴・混合性難聴に分かれること、伝音難聴の治療、加齢性難聴が有毛細胞のダメージ・減少で起こること、「65-74歳では3人に1人、75歳以上では約半数が難聴に悩んでいるといわれています」という記述、加齢による聴力低下が高音域から始まり40歳代では自覚しにくいこと、難聴の影響と認知症発症のリスク、補聴器で聞こえを補うことの意義、難聴の予防として挙げている生活習慣を引用)
- 健康長寿ネット(長寿科学振興財団)「難聴」(老人性難聴が両側性で高い音から聞き取りにくくなり「さ行」「は行」「か行」の聞き違えが多くなること、原因が遺伝・騒音暴露・生活様式(栄養、喫煙、運動ほか)・持病などが複雑に絡まると考えられること、薬が原因となる場合があること、伝音難聴の原因と耳垢塞栓が高齢者の1割にみられること、聴力検査と骨導検査、補聴器の適応の考え方、防音保護具の活用と耳掃除の方法を引用)
- 国立長寿医療研究センター「補聴器は何歳から必要?」(聴力が低下し始めるのは30歳代からといわれること、NILS-LSAによる年代別の難聴有病率と10年後の発症率、とくに60歳代後半から難聴を生じる可能性が高まるため症状があれば聴力検査をすすめること、急に出てきた難聴は早めに受診すること、家族や友人に指摘されて気づくことが多いこと、補聴器を1日7~10時間以上・3ヶ月間装着し続けることで使いこなせるようになるとされることを引用)
まとめ|聞こえの変化に早めに気づき、対策を
60代・高齢者に多い難聴の多くは、内耳の有毛細胞の変化による加齢性難聴(感音難聴)で、高い音から少しずつ、左右の耳に同じように進むのが特徴です。原因には加齢に加えて騒音や生活様式、持病なども関わります。一度低下した聞こえそのものを元に戻すことは難しいとされていますが、早めに聴力検査を受け、補聴器や生活の工夫を取り入れることで、会話や社会参加を保ちやすくなります。聞こえを整えることは、社会的孤立を防ぎ、フレイル予防や自立した生活にもつながります。
今日から始める、耳と聞こえをいたわる習慣:
- 「聞き返しが増えた」と感じたら、早めに耳鼻咽喉科で聴力検査を受ける
- 大きな音を避け、テレビや音楽は音量控えめ・静かな時間に耳を休ませる
- 生活習慣病の管理と、栄養バランスがとれた食事・適度な運動・規則正しい睡眠を心がける
- 正面からはっきり・ゆっくり話すなど、家族みんなで聞こえに配慮する
まちFitで、体を動かしながら健やかな毎日を
聞こえのケアとあわせて大切なのが、体を動かす習慣と、人とのつながりを絶やさないことです。シニア向け健康スタジオ「まちFit」では、60代・70代の方が無理なく続けられる運動を、まちのそばで仲間と一緒に楽しめます。体を動かしながら会話を交わす時間は、心身の活力を保ち、フレイル予防や介護予防にもつながります。
- 運動が初めての方でも安心の、やさしいプログラム
- 仲間との会話で、自然と社会参加の機会が増える
- 体力づくりから、フレイル予防・介護予防まで幅広く対応
- まちのそばだから、無理なく通い続けられる

「最近、聞き返しが増えた」「外に出るのがおっくうになってきた」——そんな変化を感じたときこそ、体を動かして人と関わる時間が力になります。まちFitは、シニアの毎日に寄り添いながら、健やかな暮らしを応援します。
まずは見学や体験から始めてみませんか?
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